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猪熊夜離 from fanbox
猪熊夜離

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橘京香ノ脅され事情

橘京香ノ脅され事情


 並んで歩く姿を見られて詮索されたくない。待ち合わせ場所を決めて落ち合おうと提案すると、中川春仁は素直に了承した。彼が指定したのはホテル街にほど近いカフェだった。会社から駅に向かう方角とは反対の店を選んだのは彼も人に見られたくなかったからか、単に待ち合わせたら一分、一秒でも惜しんでホテルに連れ込みたかったからか。


 どちらでも構わないわ。結局することは一緒なんだからと橘京香は陰鬱な表情で溜息をつく。春仁は会社の後輩で京香が面倒を見ている若手社員の一人だった。入社四年目で少しおちゃらけた面もあるが勤務態度は真面目。高校までサッカー部に所属していたスポーツマンとあって目上への礼儀もきっちりしたいい子だと思っていた。それなのに……。


「まさか彼が私を脅してくるなんて」


 京香は昼間に彼が見せてきた動画を思い出す。仕事のことで悩みがあるから相談に乗って欲しい、という彼と二人でランチを取っている最中のことだ。


「これ橘さんですよね」と春仁がスマホの画面を示してきた。


 縦長の画面には京香が映っていた。彼女は上下セパレートの水着姿。普段はお硬いスーツの下に隠されたKカップの爆乳が惜しげもなく晒される。大学生の娘が二人いるとは思えないくびれた腹部に視線を落とし、そこを越えて下半身に目をやると、彼女はずらした水着の隙間から男性器を挿入されている。


 どうして彼がこれを。自分と男のハメ撮りを見せつけられた京香は凍りつく。忘れられるはずがない夏の記憶。ナンパ男たちにクスリを盛られてヤリ部屋で娘二人と輪姦された夜の出来事。彼らはスマートフォンやビデオカメラで行為を撮影していた。撮った映像を販売して荒稼ぎしていたようだ。


 だけど彼らは逮捕されたはずよ、ビデオだって市場に出回る前に回収したはずなのに。


「黙ってるところを見ると心当たりあるみたいですね」


 春仁は画面をスライドさせる。次々に京香は自分の痴態を見せつけられる。男たちの太いペニスに酔いしれ、ダメだと言いながら彼らとのセックスに感じてしまう馬鹿な女。


「世の中に似た人が三人はいると言うわね」


 京香は冷静を装って春仁の出方を伺う。たまたま一場面をインターネットででも拾ってきただけなのか、ビデオ全編を確認したのか判然としない。前者なら彼も一〇〇パーセントの確信はないかもしれない。後者なら厄介だ。


 他人の空似と主張する京香を春仁はせせら笑う。不快な態度だった。この男、こんな顔もできたのかと京香は警戒を強める。


「キョウカよ。胸はKカップ」


 彼の操作するスマホから女の声が聞こえた。撮影の合間に行われたインタビューを切り抜いてきたようだ。


「キョウカよ。胸はKカップ」


「やめて」


 京香は繰り返し再生する春仁の手に自分の手を重ねて静止する。考え得る最悪のケースだ。彼はビデオを入手している。どのような伝で手に入れたかは知らないが自分を脅そうとしている。このような場合に男が何を求めてくるか考えるまでもない。うまく処理できたと思ったのに、結局こうなってしまうのね。


「一回だけよ。避妊はして」


「こいつらには生でさせたのに」


「あの夜は仕方なかったの。娘たちにも酷いことをすると脅されたし、怪しいクスリも使われたわ」


「いまだって仕方ない理由はあるじゃないですか。言うこと聞かないと全社員が橘さんのハメ撮り見ることになるんですよ」


 それはそうだけど、もう嫌よ。恋人でも夫でもない男と肌を重ねるだけでも嫌悪すべきことなのに、生で挿入を許して中出しされるなんて。それしか方法はないの。


「勘違いしてるみたいだから言いますけど、僕はお願いしてるわけじゃないんです。ヤラせろって言ってるんですよ。分かってますよね」


 春仁は弱った獲物にトドメを刺すべく高圧的に出る。普段の彼とは打って変わった物言いに京香は、可愛い後輩と思っていた彼も自分を雌として見る雄の一人だったのだと認識を改めた。


「分かったわ」


 受け入れる以外の選択肢はなかった。


 二人は仕事終わりに待ち合わせることにした。先に着いた京香がしばらく待っていると、辺りを気にしながら春仁もカフェに入ってくる。一応は彼も周囲の目を警戒しているらしい。店内に京香の姿を見つけて嬉しそうにすり寄ってくる。


「お待たせしました」


「そんなに待ってないわ」


 弱みを見せたくない。こちらの腰が少しでも引ければ、そのぶんだけ向こうはズカズカと踏み込んでくる。卑怯な脅迫者に弱い女と侮られたくもなかった。


「なんか食べて行きたいな。なんせこれから朝までヤルわけだし体力つけないと」


「人に見られたくないわ、こんなところ。それに今日は金曜日よ。遅くなったらホテル埋まっちゃうんじゃないかしら」


「まだ大丈夫ですよ」と言いながらも春仁は少し悩む素振りを見せる。「京香さんも僕とヤリたいんじゃないですか。ホテルの部屋の心配までしてくれるなんて」


「都合よく取らないで。今日で済ませなかったら後日また呼び出すつもりでしょ。気が乗らないことは一回で済ませたいのよ」


「そういうことにしときます」と春仁はテーブルの伝票を拾い上げる。「コーヒー代は僕が払っておくので先に出ててください」


中川春仁ノ脅迫事情


  男の性欲と請求書なんてものは溜めてもろくなことがない。発生した時点で素早く処理するに限る。


 男が性欲を持て余して鼻息荒く、ギラつく目で誰かヤラせてくれないか、ヤレそうな相手はいないかなんてぐるり見渡していると、周りからはガッツキ過ぎ、必死さが哀れ、キモい、そんなんだから相手いないんだよと散々に言われる。これが女であれば艶めいてるとか色っぽいとか違った反応になるかもしれない。


 |中川春仁《なかがわはるひと》も恋人と別れてから解消できない性欲に悩まされていた。もともと性欲が強く、女を抱き始めると自分が満足するまで一晩中でも放さない男だったが、それが災いして恋人について行けないと振られてしまった。なんだよ、出会ったばかりのころは、こんなにいっぱいしてくれる男の人は初めてとか、あなたって絶倫なのねとか喜んでたくせにと不満に思わないでもないが、回数を求めすぎて振られるのは過去にも繰り返してきたことなので仕方ない。


 ヤレないとなると余計にヤリたくなるものだが、相手がいないのではどうしようもない。金で女が抱ける店も知ってはいるが、春仁が満足するまで延長を繰り返し続けると、それはそれは高額な請求になってしまう。とても通い詰められるものではない。


 マッチングアプリの類も試してみたが反応はイマイチ。やはり性欲を持て余した男の余裕のなさが、顔写真にもチャットの文面にも表れてしまっているのだろうか。


 そんな状況であるから仕事が終わると一人暮らしの部屋に帰り、エロ動画で抜く日々を過ごしていた。動画なら買い切りのため何発抜いても追加料金は掛からない。相手から回数が多すぎると文句を言われることもない。ただ好みにドンピシャな動画でも繰り返し使っていれば飽きがくる。新鮮味が薄れて興奮度は減るし、扱いていても射精するための作業っぽさが漂ってしまう。


 定期的に新作を購入しているが最近はこれだという物に出会えない。お気に入りの同人AV業者が逮捕されてしまったことは悔やまれる。ナンパ物とマッサージ物を得意にするグループで、言葉巧みに近づいては女たちの身体に触り、手慣れたテクニックと人並み外れた巨根で堕としてしまうシリーズが人気だった。


 イチモツの大きさには自信あった春仁だが、男たちのモノは彼をして別格と感じさせた。動画に登場する男は三人いて、他の二人から後輩扱いを受けている男のチンポが一番小さいのだが、それでも春仁は僅差で負けている。他の二人とは勝負にならない。日本人離れした巨根は、興味津々なスケベ女も、最初は抵抗していたイヤイヤ女も最後には等しくチンポ狂いの雌に変えてしまう。


 雄の征服欲を満たす内容に加えて彼らの中だしは全部本物に見えた。よくある疑似精液のような作り物めいた感じはなかった。


 春仁は彼らが販売する動画をすべて購入した。新作の発売を待ち焦がれていた。だが彼らは捕まった。彼らの新作を楽しみにしているファンコミュニティがネット上にあるのだが、そこに「最近逮捕されたアダルト動画制作者は彼らだったらしい」と書き込まれ、事の真偽を巡って意見が分かれた。


 疑っている者も全員が本当に偽情報だと思っているのではない。耐えられないのだ。彼らの新作が見られない世界に。だから信じない。それでも新作が発売されないまま三ヶ月、半年、一年と経つと認めねばならない。もう彼らの新作は出ない。


 彼らの逮捕容疑は同意がない女性と、薬物などの手段を用いて強制的に性交に及んだというものだった。春仁は改めて彼らに一目置いた。世の中にはレイプ物や素人物を名乗りながら、プロダクションに所属するプロの役者と、事前に用意した台本で撮られる作品が多い。だけど彼らは違った。リアル。すべてが現実。動画の中でイヤがりながらも快楽に流されてしまった女たちの反応も、彼女らに注がれた精液も全部本物だった。


 逮捕のニュースからしばらく経ったころ、彼らが最後に撮影していた幻の一本の噂が出始めた。発売直後に回収されたため市場にはほとんど出回ってない、逮捕直前に撮影された新作があったというのだ。


『彼らの最高傑作かもしれない』

『一晩で十発抜いた』

『ドスケベすぎる』

『爆乳母子の親子丼なんだけど母親も若々しくて大学生の娘がいるとは思えない』

『全員メートル級おっぱいをぶるんぶるん揺らしながら喘ぎまくってる』


 幻の新作を見たと主張する人間たちが断片的な内容を掲示板に書き込む。誰もが異口同音に「今回も枯れるまで抜いた」と言う。


 限られた情報しかないことが期待を高める。見られないと思うと余計に見たくなる。いつしか彼らが撮った最後の動画にはプレ値がつき、定価の十倍でも譲って欲しいと求める者が出てきた。


 最初のうち春仁は転売屋に踊らされるのが癪で我慢していたが、恋人と別れて性欲を持て余すようになると本能が理性に勝った。


 充実したオナニーライフのために安くない金とプライドを捨てて手に入れた動画は、最高傑作との評価に違わぬ内容で、春仁は久しぶりに枯れ果てるまで吐精した。途中で亀頭が擦り切れて痛みを伴ったが、傷には触れないようにしながら扱き続けた。


 彼を異常な興奮状態にしたのは知っている女が出演していたからだ。


「これって橘さんだよな……あのお硬そうな女が……実はチンポ狂いのビッチだったなんて」


 画面に映った三人の美女。そのうち一人は橘京香だ。同じ会社で働く春仁の上司で有能なキャリアウーマン。娘を二人出産してどちらも大学生らしいが、とてもそうは思えないほど若々しくスタイル抜群。熟女好きでもない春仁でも京香となら寝たいと思えた。


 同期が仕事の打ち上げで盛り上がった雰囲気から彼女とホテルに行き、寸前まで持ち込んだものの、シャワーを浴びた京香の酔いが覚めてしまって最後の一線が越えられず、手で抜いてもらったと口惜しそうに話すのを春仁は嫉妬混じりに聞いたことがある。


「あのとき無理にでも押し倒すか、土下座して頼み込んでれば橘さんとヤレたのに」


「いくら若く見えるたってババアだろ。あの爆乳は気になるけどさ」


「ばっか。お前らは実際に脱いだとこ見てないから言えるんだよ。脱がせたらギンギンになるぞ」


「未亡人の欲求不満おまんこか。興味あるけど一発ヤッただけで本気になられても困るしな。現実問題として結婚するなら年齢は近いほうがいいよ。自分の子供も産んでほしいし。いまから仕込んだら高齢出産もいいとこだろ」


 同期飲みで酒の肴にした橘京香の性事情。その一端を示すインタビュー動画が目の前にある。


「キョウカよ。胸はKカップ」


 彼女はマンションの一室と思われる部屋で男たちの質問に答える。ほんのり上気した身体と胸の谷間に流れ落ちる汗がセクシーだった。すでに一度済ませたあとなのでは。そう思っていると男たちの一人が嘲るように言った。


「すでに一度ハメちゃってまーす。済ました顔してるけど旦那や彼氏以外のチンポでイッたあとで~す」


 やはりそうかと見立ての正しさに納得する気持ちと、あの橘京香が軽薄なナンパ男たちにチンポ入れられ「あんあん❤」言わされるなんて、という気持ちとが綯い交ぜになる。


 場面は風呂場に移る。娘たちと離された京香は男の手で股間にシャワーを当てられながら、自分の指でおまんこを開いて膣内から精子を掻き出している。作り物ではない本物の白濁液が知り合いの女から垂れてくる絵面に興奮した。


 精液を掻き出し終わった京香は男の手マンを受けながら、中出ししない代わりに口内射精でごっくんすると受け入れてしまう。


 京香は男の太い性器を対面座位で飲み込み、腰を振る。二人は体位を寝バック、正常位と変えながら長くセックスを楽しんだ。京香は最初こそキスを拒んでいたが、一度許してしまうと何度もキスハメで意識を飛ばしかけながら、男に合わせて下から腰を振る。最後は事前の取り決めどおり男が彼女の口に射精した。


 休む間もなく京香は別な男にハメられる。三人の中では一番下っ端の後輩っぽい男。喋り肩も三人の中で一番軽い。そして性器は一番小さい。それでも春仁よりは微妙に大きい。


「俺のくらいが丁度いいっしょ」


「そうかもね」


 男に跨がり腰を振りながら京香が言う。そうなのか。このくらいのサイズが橘さんには最適なのか。だったら俺でも気持ちよくできるんじゃないか。春仁はチャラ男を自分に置き換えながら見た。


 大きすぎて苦しくない、丁度いいサイズのチンポという言葉は本当だったようで、京香は騎乗位で腰を振りながら達してしまう。足腰に力が入らない彼女は自分で抜くことができない。避妊する気などない男は、せっかく精液を掻き出した膣に再び出してしまう。


 風呂場での行為は終わらず、すぐに二回戦が始まる。チャラ男が京香を引っくり返してバックから挿入した。浴槽のお湯を波打たせながらチャラ男が腰を振ると、京香は声を押し殺しながらも甘い声で啼いた。


 すべて見終えると春仁の周りには、丸めたティッシュの山ができていた。


 こんなに充実したオナニーはいつ以来だろう。常に腰のあたりが重く不快だった感じも消えている。今日は心安らかに眠れそうだ。


 全弾撃ち尽くしてスッキリ片付いた陰嚢をぶら下げながら春仁は考えた。この動画をうまく使えば本物の橘さんとヤレるんじゃないか。脳裏に職場で見る彼女の颯爽とした姿を思い描く。あの乳で挟んでもらい彼女の顔面にぶっかける。一番気持ちよくなれるサイズのチンポを入れられて喘ぐ彼女に、バラされたくなかったらと中出しを認めさせる。


 愉快な想像に胸が踊った。



橘京香ノ脅され事情 ホテル編



 ホテルに入る前から春仁の男性器は雄々しく勃ち上がっていた。スラックスを突き破る勢いの肉槍に京香はチラチラ視線を落とす。若いだけあって硬さや勃ち上がり具合は凶暴そうだ。大きさはどうだろう。あの男たちほどではないがユウや死別した夫よりは間違いなく大きそうだ。


 そこまで考えて男をチンポの大きさで品定めしてる自分に気づき、京香は邪な気持ちを追い出そうと頭を振る。愛のないセックスに流されてはいけない。そんな体験はナンパ男たちで懲りたはずだ。繰り返してはならない。


「さっきから僕のチンポ気になってますよね」


 エレベーターの中で春仁に声を掛けられる。視線に気づかれた気まずさと恥ずかしさに京香は俯いた。


「もっと見てもいいですよ。どうせ部屋に入ったら生でご対面することになるけど」


 京香は答えず、エレベーターは目的のフロアに到着した。


 部屋に入るまでの間、彼の手が京香の尻を撫で回す。不快であるはずの行為が背筋の快感の電流を迸らせた。


 海から帰ってきたあともナンパ男に呼び出されて度々ホテルに連れ込まれた京香は、内側から淫らな肉体に作り変えられていた。夫やユウとの性行為は親密な相手との交わりが幸福感をもたらし、お互いの愛を交換する幸せに満ち溢れた体験だ。それはそれで素晴らしいものであり、元来セックスとはそういうものであると京香は思っている。一方でナンパ男に刻み込まれた雄が雌を蹂躙する行為としてのセックスが、生まれてこの方一番気持ちいい性行為だったことも否定できない。


 セックスの概念を塗り替えられ、愛など欠片もなくたってただただ気持ちいいことはできると教え込まれた。京香の肉体は以前にも増して雌の成熟度を高めている。その状態でナンパ男たちが捕まり一年も放置されたのだ。


 頭では今度こそ愚かで軽率な真似はしない、よい母親になるのだと言い聞かせていても、男に触れられただけで欲求不満な肉体はスイッチが入ってしまう。


「んっ……ちょっと、いきなりすぎよ……はぁっ❤ はむぅ❤ ちゅっ❤ ちゅるっ❤」


 ドアが閉まると春仁はさっそくキスをねだってくる。性急に過ぎると文句を言いながら京香は拒まない。嫌がっても無駄だから、逃げられないのだから早く射精させてしまって、大人しくなってもらうほうが賢いからと誰に聞かせるでもない言い訳ばかりが浮かんでくる。


「ちゅ❤ れろッ❤ れろれろ❤ はむ❤ ちゅるるる……❤ ぷはぁ……❤ な、中川くん……もっと優しく、優しくよ❤ ちゅっ……❤」


「橘さんもノッてきたじゃないですか。さっそくだけどしゃぶってくださいよ」


 まだ玄関をくぐったばかりというのに春仁はベルトを解く。下着ごとズボンを下げると重力に逆らって天を向く男根が現れた。


 京香は両手で彼の性器に触れる。左手で根本を支え、右手で亀頭付近を撫でた。エッチな亀さんがピクピクと震えて涎を垂らす。期待に漏れた先走りの汁で京香の手はベタついた。


 すごい臭い。一日働いたあとの男性器。仕事してきた男の人の臭い。あの人が亡くなってからは久しく嗅いだことがなかったわね。春仁に命じられるまま跪いてペニスを握ると、雄の性臭を嗅ぎながら舌を突き出す。亀頭をペロッと撫でるように舐める。感じ入った息を漏らしながら彼の腰が震えた。


 裏筋や尿道口の辺りを舐めると先走りの苦い味がした。徐々に範囲を拡大させて根本から先端に掛けてじっくり舐める。


「橘さんに舐めてもらってると思うだけで出そうですよ」


「それなら早く出しなさい。こんなこと終わらせましょう」


「いやいや。それはさすがにもったいなさすぎますよ。今日は溜めてきた精子全部おまんこに注ぐんでよろしくお願いします」


 なにをよろしくすればいいのか。彼と会話しなくて済むように京香は肉竿を咥える。


「ああああ~~~❤❤❤ 橘京香のフェラ顔やばっ❤❤ ほんと橘さんって美人ですよね。大学生の娘さんいるように見えないし。知ってます? 会社の中でも橘さんのこと狙ってるやつ多かったんですよ」


「んっ……じゅっぶ♥ じゅる♥ じゅるるっ♥」


「無視しないでくださいよ。寂しいな」


 おちんちん大きいわね。京香は喉に当たる寸前まで春仁のイチモツを飲み込みながら、過去に咥えたモノたちと比較していた。夫やユウよりは大きい。ナンパ男たちの中では、優男や短髪よりは小さいが、茶髪のチャラ男とはいい勝負。こっちのほうが少し小さいけど微々たる差ね。


 優男や短髪の性器は規格外を自称するだけあるサイズで、明け方まで繰り返し抱かれて身体は馴染んだはずなのに、挿入されると息苦しさがあった。苦痛さえも快楽に変換して京香の肉体は喜んでしまうのだが、被虐の悦びを伴わない気持ちよさだけが残る交わりで言うなら、茶髪男の勃起サイズが一番セックスに没頭できた。


 自分に最適な大きさの男性器をしゃぶりながら、京香は挿入されてしまったときのことを想像して濡れた。


「せっかくだから橘さんの巨乳で挟んでくださいよ」


 春仁に言われて京香は上を脱ぐ。ピンクと黒のブラに包まれた白い乳房を見て彼は鼻の下を伸ばす。男の人って本当におっぱいが好きね。大きいと肩が凝るし、下着も探すのが大変だから困るのに。


 京香は子供のころから発育がよく、クラスで最初に胸が膨らみ始めた。その後も同世代の友人の中で最も大きく成長し、中学の時点ですれ違う男は彼女の胸に釘付けとなった。大きすぎる胸は好色な男たちを引き寄せる。ナンパ男たちもそうだし、春仁もそうだ。


 京香はブラを外して谷間に彼の性器を迎え入れる。左右から手で乳房を寄せ、胸乳を押しつけながら上下に扱いた。


「そう、全部包んで……あったけぇ~♥ 橘さんの愛を感じますよ」


「そんなものないわよ」


「服の上からでも桁外れの爆乳だったけど生乳は別格だな。見てるだけでチンポバキるわ。やわやわの乳肉が絡みついてきて、チンポ放さないぞって甘えてますよ」


 なにを言っても無駄だ。すべて都合よくしか解釈されない。京香は男を満足させるためだけに口を使う。パイズリで扱きながら男の先っぽを咥えた。


「んっ! ふっ、んんっ、んぶっ、はふぅぅ、んぶぅぅぅぅっ!」


「日ごろ僕に指示を飛ばしてる口でチンポに奉仕する気持ちはどうです。僕は最高の気分ですよ」


 春仁はヘラヘラ笑いながら京香の頭に手を伸ばす。イラマチオで乱暴にされるのかと身構えるが、彼は奉仕できて偉いと褒めるかのように頭を撫でる。その手が耳に下りてきて耳朶を愛撫される。感じはしないがくすぐったくて気がそがれる。


 抗議のつもりでペニスを強く吸い上げる。じゅっじゅっじゅるるるるると唾液先走りを一緒に啜ると、春仁は恍惚の表情で痙攣した。


「ちょっと垂れ気味だけど大きさや年齢を考えたら持ち堪えてますよね。おっぱいに比べて乳輪は小さめで乳首も子供産んでるのにピンク色。特別なケアでもしてるんですか」


「ちょっと黙ってくれないかしら。話しかけられると集中できないのだけど」


「俺なんかのチンポを堪能したいなんて嬉しいこと言ってくれますね」


「病的なまでにポジティブね」


「だけど橘さんのフェラ、正直うまくないんですよね。あんまり経験ないでしょ。動画でもナンパされる前は経験人数二人と言ってましたよね」


「そんな細かいことまで覚えてるのね」


「アナルの皺の数だって覚えてますよ。あとで答え合わせするから見せてくださいね」


 中川の言葉に京香の菊門がヒクついた。



橘京香は風呂場で味見される



 春仁は先に京香とナンパ男たちとの行為を鑑賞していたから、彼女の経験値がどの程度か目星はつけていた。男たちも仕込んだのだろうが完全ではなかったようだ。こんなエロい身体をしておいて、彼らと出会うまでは経験人数二人だったというのも嘘ではないらしい。それも、ぬるいセックスしかしてなかったのではないか。


 初めて本物の男に抱かれて、本当のセックスを教えられた矢先にチンポ取り上げられたんだ、欲求不満も溜まるってもんだろ。春仁は京香を立たせると彼女の身体を壁に押し付け、剥き出しになった乳房を手ですくい上げた。


「ははっ。本当にでっけーすね。ダンベル代わりになりそうですよ」


 片手に収まりきらない巨大な乳房を持ち上げると、ずっしりした重みが感じられる。巨乳を自称する女も抱いた経験あるが、京香の膨らみは過去最高を更新する大きさだった。みっちり肉が詰まった乳房を揉む手に力が込められる。指が簡単に沈み込む。どこまでも飲み込まれていきそうな柔らかさがあった。


「んっ❤ ふっぅ❤」


 京香の鼻から湿った息が漏れる。繰り返し揉んでいると眉間に皺が寄り、整った顔が歪んでくる。感じてる表情は見せまいと抵抗しているのだろう。それでも欲情は隠せない。乳房の巨大さに見合わない小粒な乳首が尖り始めていた。


「やっ……そんな……はぁっ❤」


 形ばかりの抵抗を無視して揉み続けていると、京香の頬が朱に染まりだす。ビーズクッションのように変幻自在な胸の感触を楽しむ。首筋に粘ついた汗の球が浮き、乳首は完全に勃起した。


「あぁ、んはぁっ♥ はぁっ♥ んはっ♥」


 快感のシグナルでもある尖りを指でつまむ。じわっと額の生え際に汗が滲み出す。指先で乳首を弾くと京香の身体が跳ねる。年上美女が自分の指先一つで思いのまま。面白くてつまむ、弾くのコンボを何度も繰り返す。


 そのうち京香は電撃に打たれたように身体を震わせイッてしまう。


「ん、んんんっ!? ふっ、ふぅっ、ふっふっふっふっ!!」


 乳房と乳首だけでイッた京香は、その場にへたり込んでしまう。荒い息を吐く彼女の肩が大きく上下した。


「敏感だね橘さん。久しぶりで身体が男を欲しがってるのかな」


 未だ震えが収まらぬ身体で京香は春仁を睨む。だが涙目の美女が睨んできても春仁は興奮するだけだ。


「デカパイは感度が悪いなんて言うけど、橘さんには当てはまらないようで安心したよ。たっぷり楽しめそうだ」


 京香は春仁の目から胸を隠すように己の身体を掻き抱く。そうしたって腕に寄せられた胸の谷間が深くなり、男の目を楽しませるだけだというのに。


「取りあえず続きは風呂に入ってからしましょうよ。お互い一日の垢を流してから、気持ちいい汗をかくってことで」


 風呂場では動画でチャラ男がしていたように京香のアソコを洗った。彼女が両手でくぱぁと広げた女の穴に春仁がシャワーを当てる。敏感な粘膜でシャワーの熱と勢いを感じて京香の身体が振動する。


「男に洗われてると思い出すでしょ。自分で中出しされた精液掻き出したときのこと」


 屈辱的な記憶が蘇ったのか京香は唇を噛む。男たちに敗北した苦い夜がフラッシュバックする。これから再び同じことをされてしまうのだと後悔しているのかもしれない。


「そこに手をついて。尻をこっちに向けて」


 指示したとおりに京香は動いた。逆らう権利など彼女にはない。浴槽の縁に手をついた状態でヒップが突き出される。胸ばかり注目されるが尻も肉厚で大迫力のボリュームだ。絶品の感触は撫で回してるだけで一日が過ぎてしまいそう。


 淫水焼けした春仁の赤黒いペニスを京香が背中越しに見つめる。その瞳に宿るのは不安と情欲の炎。未亡人の粘っこい視線がチンポに絡みついた。


「物欲しそうな顔してもダメですよ。こいつはまだお預け。先に橘さんのを味見させてもらいますね」


 そう言って春仁は京香の尻の前で膝をつく。期待に震える膣口を舌先で一舐め。ざらつく肉が触れると彼女は身を震わせた。目の前で美女のアナルがひくつく。


「なっ、なにを……? ああっ! そんな、ああっ! あんっ!」


 春仁は背後から京香の膣穴に舌を差し入れる。伸ばせるだけ伸ばして限界まで彼女の奥を探った。久しぶりに入ってくる他人の肉体を歓迎して京香の媚肉がうねる。


「ダメよ……そんなところ、舐めたら」


「動画ではここも可愛がられてたじゃないですか。それに橘さんの身体は嫌がってないみたいですよ」


 舐められた肉襞の動きが活発になる。波打ちながら春仁の舌を締め付け、奥へ誘い込む動きを繰り返した。後ろから舐めるとアナルも丸見えだ。排泄のための不浄な穴は性交に使ってもらえる膣を羨んでキュッと窄まる。


「は、恥ずかしい……ああっ……ダメ」


「恥ずかしいのが好きなくせに」


 春仁はサーモンピンクの花びらを舐めしゃぶりながら、京香が漏らした蜜を啜る。愛蜜は次から次に漏れて彼の顔を汚したが気にならない。もっと顔中ベトベトにしてもらいたくて、ねちっこく舌を使う。


「そ、そんなこと……んあっ、ああっ」


 ここまでされて悦びながら、なおも口ごたえしてくる京香を躾けるために、春仁は彼女のクリトリスに手を伸ばす。


「あああっ、あっ、ああんっ……や、やめてぇ……」


 神が性交で快感を得るために残したとしか思えない女の肉芽。そこを指で弾かれて京香の膝が笑う。


 春仁は女上司の肉体を弄ることに熱中していた。できる女然とした普段の京香を知っているからこそ、彼女が自分の手と舌に悶える姿や声、感じるにおいや味が興奮をもたらす。


 彼女とて知ってる男相手だから感じる面もあるだろう。いけないことをしている背徳感が二人を酔わせる。


 春仁は不意打ちに京香のアナルを舐める。


「んっ! んっ! くっ……んんっ! そっちは本当にダメよ。汚いわ」


「しっかり洗ったから大丈夫ですよ。橘さんのケツ穴うめ~」


「お、お尻に舌なんて……ああっ、ダメっ! あんんんんっ!」


 わざと下品な台詞で羞恥を煽ると、京香は「酷いわ。そんな人じゃないと思っていたのに」と言葉を漏らす。彼女にしてみれば可愛がっていた従順な部下に突如として牙を剥かれたのだ、飼い犬に手を噛まれる心境だろう。


 橘さんの飼い犬か、それも悪くないな。それなら犬は犬らしく、ご主人さまを舐めて差し上げないとな。


「あむっ……ちゅっ、ちゅっ……はぁ、はぁ……じゅちゅるるる……気持ちいいですか?」


 いやよ、いやよと首を振る京香だが、排泄器官を舐られて愛液の量は目に見えて増えた。


「水漏れには栓をしないといけませんね」


 春仁は再び前の穴にしゃぶりついて愛液を啜る。


「じゅるっ、じゅるるっ、ちゅぱっ、れろっ、れろれろっ、ちゅっ、じゅるるるるるるるるっ!」


 京香は生まれたての子鹿のように脚を震わせ、送り込まれる快感に身悶えながら浴槽に身体を預けて倒れまいとする。だが身体を支える腕からも次第に力が抜け、彼女はズルズルと床に落ちていく。


 風呂場の濡れた床に手足をつき、尻だけ高く掲げた京香の性器を弄っていると、彼女の恨みがましい視線を感じた。


「中川くんって意地悪なのね」


「なんのことです?」


 はぁはぁと荒い息を飲み込んで京香が言う。


「焦らしてるんでしょう。女から言わせたいのよね、入れてって。私から求めたことだから和姦だってことにしたいのよね」


 すべてお見通しとでも言いたげに京香は言う。そこまで考えておらず、ただ年上の美女を喘がせることが楽しくなってやめ時を見失っていただけなのだが、都合よく勘違いしてくれたなら否定する理由もない。


「そうですよ」と春仁は京香の言葉に頷いた。「入れてほしくなったんですね」


「そのために焦らしたんでしょう?」


 ニヤリと春仁は悪い笑みを浮かべた。


「それじゃベッド行きましょうか」



それでも橘京香は屈しない



 ギシッとベッドを軋ませて京香が春仁に跨がる。脚をM字に開いた大胆な体勢で結合部を露出させ、ゆっくり男根を飲み込みながら腰が落ちる。


 頼んだのは春仁だが、実際に見せられるとエロティックな光景にくらくらする。美熟女が自分のチンポを求めて自ら挿入しているのだ。


「ぬぁ……あっ、あっ」


 脅迫者と目を合わせないためか、男根の感触に集中するためか、京香は春仁と目を合わせず彼の腹部に視線を落とす。俯いたまま、いきり立つペニスを受け入れていく。


 サーモンピンクの肉花弁を巻き込みながらペニスが入っていく。鉄板に押しつけられた肉から肉汁が染み出すように、京香のおまんこからは愛蜜が漏れ出した。淫猥な液体が肉竿を伝って春仁の陰毛を濡らす。


 京香の艶かしい姿に見入っていた春仁だが、ペニスを半分以上飲み込まれるとニヤニヤしてるわけにいかない。彼女の膣内は熱く湿り、男を求めて激しく蠕動する。一部の隙もなく膣肉が巻きついてきた。


「んくぅっ……! は、入ってっ……おっきぃぃっ」


 嬉しくなる感想をつぶやきながら京香は男根を根本まで飲み込んだ。先っぽが彼女のコリコリした部分に触れている。


「僕のチンポどうですか。橘さんが丁度いいって言ってた茶髪くんと同じくらいだと思うんですけど」


「そ、そうね……同じくらいかしら。彼のほうが少し大きい気もするけど、気持ち程度ね」


「このくらいの大きさが一番好きなんですよね」


 彼女は答えない。相変わらず春仁と目も合わせないが、入れただけで全身が紅潮し、声を震わせ、膣内もギュッと締まったところを見るに気に入ってくれたようだ。


「はぁ……はぁ……はうっ♥ あっ♥ あっ♥ だめっ……動いちゃうっ……腰が勝手にっ……♥」


 指示を出すまでもなく京香は腰を回し始める。奥に擦りつけたまま円運動で膣内を掻き混ぜる。ロデオに挑む騎手も顔負けの激しい騎乗位だった。


「勝手にじゃないでしょ。橘さんが動かしてるんですよね」


 週明けには同僚として職場で顔を合わせる間柄なのに、そんなことも忘れて京香はぐりん、ぐりんと腰を回し、お互いの陰毛を絡め合う。


「あっ、ふっ、く、ひっ……」


「女の人は大変ですよね。男と違って三十超えてから性欲が強くなるっていうじゃないですか。相手がいなとなおさら欲求不満にもなりますよ」


 春仁は淫らな未亡人に許しを与えるように囁く。


「しかも連中はセックスのよさを教えるだけ教えて捕まっちゃうし。こんなにエッチな身体を持て余しておまんこしてもらえないんじゃつらいですよね」


 京香は切なげに眉根を寄せ、腰振りのピッチを上げる。円を描くような動きから、激しく前後に動かして膣洞を広く擦る動きに変化していた。もはや春仁とのセックスを楽しんでないとは言えない、大胆すぎる腰振りはどちらが犯しているのか分からない。


 肉棒を引き抜いて再び奥へ収める。その繰り返しで愛液に濡れたペニスが春仁の目にも飛び込んでくる。避妊具を装着してない生チンポが怪しく光りながら出入りした。


「あぐっ、んくぅぅぅっ、あっ、はっ、あひぃぃぃんっ!」


 京香は巨乳を揺らしながら喘ぐ。人並み外れて巨大なバストが腰振りに合わせてバウンドし、春仁の目に圧倒的な重量感を見せつけてきた。


 春仁が目の前で揺れる肉鞠に手を伸ばす。重たい乳房をすくい上げ、やわやわとマッサージし、頭頂部の突起を指で転がす。乳首を弄ると京香の膣内が締まった。


「あっ、あ゛ぁぁッ……いぃぃぃッ……! むねっ、む゛ね゛ぇぇぇっ!」


 赤い手形が残るくらい強く揉んでも京香は痛がらない。強く揉めば揉むほど彼女の腰振りも強くなる。ぐちゅっ、ぐちゅっと卑猥な水音を立てながら彼女は春仁の性器を味わう。


 お互いがお互いを高め合いながら登りつめていく。セックスの理想型とでも言うべき交わりを、脅迫の加害者と被害者でありながら二人は体現していた。


 京香の痴態に辛抱堪らなくなった春仁が上体を起こす。ベッドの上にあぐらを掻いた体勢で彼女の尻を掴み、対面座位で下から犯し始めた。


「んっ! あっ! あっ! いいっ! はあああっ!」


 自分でするのとは違う感覚に京香の雌器官が引きつる。


 春仁が舌を突き出すと無言のうちに察した京香が舌を絡める。上下の口で淫らがましい水音をあげながら、二人は互いを貪るように繋がる。


 春仁は双臀に指を食い込ませ、京香の尻をコントロールして彼女の動きを助ける。前後左右に腰を振らせながら、子宮口に当たる位置を常にキープする。娘二人をひり出した子宮に再チャレンジするかの如く狙い定めた。


 夢中でキスハメしていると京香の身体から甘いにおいが漂ってきた。汗ばんだ彼女の身体が発する女のフェロモンに春仁は陶然となる。


 官能の香りを味わいたくて春仁は抽送に熱を入れる。もっと喘がせて、もっと汗を掻かせたい。


「あぁんっ♥♥♥ はぁあぁんっ♥ あっ♥ あっ♥ あっ♥ あぁ♥ あはあぁっ♥ はぁん♥ あぁんっ♥ あっ♥」


 ベッドのスプリングも利用した怒濤の攻めで突き上げると、京香の口からは切れ目なく嬌声が生じる。


「もうイキたいんですか」


 切羽詰まった声をあげる京香に春仁が聞いた。口を開けば喘ぎ声が漏れる彼女は、言葉ではなく首肯で答えた。よがり泣く雌獣の声が部屋中に響く。彼女の頬を感泣が濡らした。


「はぁぁぁあああっ! いいっ! いいっ! もうイクッ……もうイッちゃうっ……」


 京香は身も世もなく絶叫しながら限界が近いことを報せる。自分で腰を振りながら、あさましく快感を貪る姿はふしだらでありながら、どこまでも魅力的で男を奮い立たせる。困ったように眉根を寄せ、自分に縋りついて悶える彼女の姿に春仁の興奮もいや増す。


「最後はどうしてほしいですか。僕が思いっきり動きます?」


「――――ッ! あっ♥ あっ♥ そ、そうして!」


「お望みどおりに」


 春仁は京香と体を入れ替え女上司の豊満な肉体に抱きついた。密着した体勢で上から腰を振る。叩きつけられるようなピストンに京香は両脚を男の腰に絡める。その指先は緊張に丸まっていた。


「んっ! んっ♥ くっ♥ あっ♥ あっ♥ あっ♥」


「もうイッちゃってもいいですよ。我慢しなくていいですからね」


 耳元で囁いた流れから耳たぶ、首筋にキスを落とす。全身が敏感になった女体は、ソフトな触れ合いでも大袈裟に喜んだ。


「もう僕ら他人じゃないんだし、橘さんじゃなく京香さんて呼んでもいいですよね」


 春仁の問いに京香は頷く。セックスに没頭しているいまなら、なにを言っても許されそうな気がした。


「イケよ京香さん。ほらイケ! 奥突かれながら部下チンポでイッちまえ!」


 ベッドを軋ませて跳びはねながら、ズバン! ズバン!とジャンピングピストンを連続で決める。


「はっあ、ああ、ああァっ、ああアっ♥ も、もうダメっ♥ イクっ♥ いく♥ イくぅ、イッちゃううううっ!」


 私から離れないでと言わんばかりに京香が下から抱きしめてくる。全身で女体の柔らかさを感じていると、彼女は身体を強ばらせ、ぎゅぅっと大きな胸を押しつけながら腰をしゃくり上げる。貪欲にペニスを最奥まで咥える動き。


「イクッ……イクッ…………ッ!」


 弱々しい囁きと同時に京香の腰が跳ねた。ビクンと身体を震わせながら両手足に力が入る。


「ぁああ♥ ダメ、ダメっ♥ もうイクっ♥ もうダメぇぇ! ああぁぁぁぁぁっ♥ いくうぅぅぅっ♥」


 京香の反応は激烈だった。長い両手足を巨大な|顎門《あぎと》のように開き、春仁の身体を捕まえながら、自分は全身を痙攣させてオルガスムスを貪る。女に生まれてきた喜びを噛みしめながら、膣内に出された精液を飲み干していく。片時も腰の動きは止まらず、最後の一滴まで搾り出そうとしてきた。


 イキ狂う膣肉の攻めに春仁も限界に達した。生膣に男根を食い締められ、魅惑のフェロモン臭を嗅ぎながら京香の膣内に精を放つ。最後の一滴を射精するまで視界が白く染まり、身体から力が抜けて動けなかった。


「これからも僕たちこうやって会いましょうよ。これからも気持ちいいセックスしたいですよね」


 出し抜けに言うと虚ろな視線をさまよわせていた京香の眼に光が戻る。やべっと春仁は勇み足を後悔した。セックスに浮かれていたのは京香だけでなく自分もだったようだ。


「ダメよ。今日だけの関係と最初に言ったでしょ」


 下の名前呼びを認めさせたときの要領で同意させられるかと思ったが、さすがにまだ早すぎたか。まあ、いいさ。それくらいのほうが堕とし甲斐もある。


「えっ、ま、まって! そんないきなり……っ、んぁっ……」


 未だ萎えない男根でピストンを再開した春仁に京香は目を丸くする。女の蜜と自分が出した精液を混ぜながら、ずちゅずちゅと腰を振った。


「時間は朝まであるわけだし結論を急がず、じっくりお互いの相性を確認してから考え直してくださいよ」


「あっあっ……は、激しいっ♥ いいっ♥ あんっ! 硬いっ♥」


 一晩かけて抱き潰して、絶対セフレ堕ちさせてやっからな!


 春仁は決意を込めた抽送を繰り返した。


橘京香ノ脅され事情


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ありがとうございます!

小春ルートも待ってます!


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