タイトルが全て。思いついたので暫定的に投げます。
「〇〇はんのおちんちんはん、うちのあいどるおまんこに挿入《はい》りたい、挿入《はい》りたい言うて、先っぽからお汁が垂れてはりますえ。我慢ができない利かん坊さんどすなぁ。これでうちのこと、いっぱい気持ちよくしてしまうんやろか」
そう言って彼女は湯船から上がり、岩風呂の縁に腰掛け僕の隣に座る。甘えるように肌を擦り寄せ、硬く勃ち上がった僕の股間に手を伸ばす。
「小早川さんっ!」
「いまだけは紗枝って呼んでおくれやす」
彼女はぷくーっと頬を膨らませる。子供が拗ねるような仕草だなと思い、彼女がまだ世間的には子供であることを思い出す。なんせ小早川紗枝は十五歳、現役の高校生でアイドルだ。
はんなりした京都弁を操り、長い黒髪と着物が似合う大和撫子。その雅な雰囲気は僕のように疲れた社会人の癒やしであり、現代社会に舞い降りた一服の清涼剤。早い話が僕はデビュー直後から小早川紗枝を推していた、名もなきドルオタのひとりである。
そんな僕が推しとプライベートで二人きりになるという、オタク界最大のギルティを犯しているのは、弁明させてもらえばまったく狙ったわけではない偶然の産物。
たまたま僕が泊まりに来た温泉宿に、たまたま彼女も泊まりに来ていて、たまたま寝付けない僕が深夜の露天風呂(混浴)に足を運んだところ、たまたま先に入浴していたのが激推ししているアイドルだったのだ。
分かっている。皆まで言うな。
そんな「たまたま」だらけの偶然があるか、もっとマシな嘘をつけと言いたいのだろう。気持ちは分かる。僕がそちら側の立場なら同じことを思っただろうからな。だが真実誓って僕にやましいところはない。
一生分の運を使い果たした、ラッキースケベ的ピタ○ラ○イッチが起きたのだ。
僕だって最初は気を使ったさ。いくらここの温泉がにごり湯で湯船の中が見えないと言っても、小早川紗枝とプライベートで混浴など許されるはずがない、番組の撮影と違い彼女はバスタオルを巻いてるでも、下に水着を着てるでもない。正真正銘すっぽんぽん。生まれたときと同じ姿なのである。
「はははっ。これは失敬。僕はあとで入り直すのでごゆっくり」
千載一遇の好機を愛想笑いでみすみすふいにしようとした僕の鋼鉄の意思を、全国の同志諸君には感じてもらいたい。
誓って言う。僕は推しとお風呂に入る気などなかったのだ。
それでも……あぁ、それでも「待っておくれやす」と声を掛けられ立ち止まったことが、僕のその後を決定づけてしまったことは否めない。
「なんや女湯に忍び込んだわけでもあるまいし、混浴やのに気を使って出ていくのは違はりまへんか? ゆったり気兼ねすることなくお湯に浸かっておくれやす」
「そんな! 推しと同じ風呂に浸かるわけにはいかないというか、他のオタクにバレたら殺されるというか……」
「よう分からしまへんけど、そないなところに立ってたら身体、冷めてしまいますえ」
さあ、どうぞと小早川紗枝が僕を招く。繰り返す。小早川紗枝が僕を、自分と同じ湯船に招いているのだ。そこで僕の理性は欲望に負けた。大急ぎで身体を流して熱い湯に沈める。
「はぁぁ~~~~」
我ながら年寄りのような息が漏れる。
そこまで歳を取った自覚はないが僕も三十歳、自分が高校受験でひーひー言ってたころに小早川紗枝が生まれたかと思うと、恐ろしいまでの現実が襲ってくる。
そもそもこの状況、僕は推しのアイドルと風呂に入ることを気にしていたが、そうでなくとも年齢ダブルスコアの女子高生と風呂に入るなんて混浴の大義名分なかったら相当ヤバい事案では?
恐る恐る彼女のほうを見ると、彼女も僕のほうを見ていた。その顔は思案げで、何かを思い出そうとするように、ときおり斜め上に目をやり、そしてまた僕の顔に戻ってくる。
「どこかでお会いしたことあります? なんや見覚えのある顔やなって。もう少し近くで見たら分かるやろか」
パシャっと水面が揺れる。小早川紗枝が湯船の中をこちらに向かって進んでくる。
「何で逃げはりますの」
「この距離はまずいです! いろいろと」
湯けむりを割って近づいてくる小早川紗枝の白い肌が目に毒だ。しっとりと濡れた肌に玉の汗が浮かぶ。その汗が流れる先を目で追えば、彼女の七十八センチの膨らみに視線が吸い寄せられる。
意識しないように心がけてもそんなのは無理な話で、海綿体に血が集まることも止められない。早い話が僕は彼女の裸身に欲情して勃起した。
「〇〇はん?」
半信半疑に小早川紗枝が呟く。
「やっぱり〇〇はんやわ。こんなところで会うなんて奇遇やね」
「僕のことが分かるんですか?」
僕にとって小早川紗枝はオンリーワンのアイドルだが、彼女から見た僕は数多いるファンの一人でしかない。そりゃイベントで会えば会話する機会もあるが、数秒で剥がされてしまうファンの顔なんていちいち覚えてないだろう。
そう思っていたのだが。
「うちがデビューしたてのころから通い詰めてくれはりましたやろ。あれだけ熱心に応援してくれはる人の顔を覚えられなかったら、あいどる失格どす」
推しに認識されていた感動が全身を駆け回り力が抜ける。顔と名前を覚えられていた。たったそれだけのことが、こんなにも嬉しく感じられるなんて。それだけで十分だ。僕は満足だ。気持ちが満たされていくのを感じる。
……それなのに硬く勃ち上がった愚息は、ますます女を求めて自己主張を強め、パンパンに張った肉棒は痛みを伴う。
理由は明白。
小早川紗枝の裸身が手を伸ばせば届く距離にあるからだ。
「今日はご家族と来はったんどすか?」
「いや、それが」
僕はこの温泉宿に来た経緯を話した。
本当は彼女と来るはずだったこと、その彼女にドタキャンされたけど予約した部屋がもったいなくて、意地になっていたこともあり一人で来たこと、夜中に目が覚めてしまいこの時間なら誰もいないだろうと露天風呂に来たこと。
あらいざらい聞かれるままに話していた。
僕の語りを聞き終えた小早川紗枝が言った。
「その彼女はんとは今後もお付き合いするんどすか?」
「分かりません」
僕は少し考えてから言葉を継ぐ。
「だいぶ前から惰性で付き合い続けていたようなもので。いま思えばお互い自分から言い出すのが面倒で、自然消滅を狙ってたのかもしれません。何か刺激があれば気分も変わるかなと旅行に誘ったんですけど、奇しくもこのドタキャンが決定打になりそうですね」
「そうどすか。それなら、うちの火遊びに付き合ってもらってもよろしおすやろか」
「火遊び?」
「そうどす」
小早川紗枝は彼女のトレードマークである、はんなりした笑みを浮かべて語りだす。
実はプロデューサーと密かに付き合っていて、今日もその彼と旅行に来たこと、激務の疲れから彼は夕食が済むと寝入ってしまったこと、こうなると朝までは梃子でも起きないこと。
恋人の|寝穢《いぎたな》さを知っているということは、朝まで一緒に過ごしたことがあるということだ。
この身体を味わい尽くした男がいる。
そういう視点で改めて小早川紗枝を見る。この唇に吸い付き、胸を揉み、あまつさえ彼女の秘められた部位に自分の分身を埋めた男がいる。
彼女を犯す男に妄想の中で同化しながら僕は手も触れず射精しかけた。
「うち、今日はいっぱいシてもらうつもりで来たのに、プロデューサーはんったらいけずやわ」
言葉は柔らかいが、言ってることは恋人と朝までセックス三昧のつもりだったのに、先に寝られて身体を持て余しているというエグい内容だ。
「せやから〇〇はんと火遊びしよかなーって。先に寝てしまったプロデューサーはんには内緒で」
「なぜ僕なんです。そんな話まで聞かせて」
「だって〇〇はんは、うちの一番のファンですよってに。うちが困るようなことはしまへんやろ」
こてんと首を傾げた小早川紗枝に上目遣いで同意を求められる。
ここで見たこと、聞いたこと、シたことは一切が他言無用。秘密を守れる人間と見込んで打ち明けたのだ、もし約束を守ってくれるなら十五歳JKアイドルの瑞々しい肉体を一晩預けてもいい……読解力を最大限に発揮して言葉の裏を読み取れば、概ねそういった意味になる。
「〇〇はん」
小早川紗枝が僕との距離を詰める。彼女は握手会で僕を迎えるときのように笑みを浮かべ、その手を伸ばし……僕のペニスをお湯の中で握った。
「もうこんなに大きゅうしてはるわ。うちのこと本当は押し倒したくてたまらんのやね。いいどすえ。今晩だけはうちのこと、〇〇はんの女にしても」
彼女の手が上下に動き僕の勃起を擦る。手コキの規則正しいリズムが湯船に新たな波を生む。
「うちも今晩だけは〇〇はんのこと、本当のぼーいふれんどやと思って甘えるよってに、寂しいもんどうしで慰めあいまひょか」
その誘いを断れるほど僕は高潔な人間じゃなかった。
そうして僕は岩風呂の縁に腰掛け、隣りに座った彼女から手コキを受けている。ペニスを濡らしていたお湯が蒸発しても、尽きることがない温泉のようにこんこんとカウパー汁が出続け、それを手のひらで塗り伸ばしながら彼女の手は滑らかに動く。
数秒の握手のためにイベントへ通い詰めた小早川紗枝の手。その手が僕の醜い欲望にずっと触れている。白魚のような指が肉筒に絡む。手とチンポが触れた場所からクチュクチュと先走りの水音がする。
夢じゃないのか。
夢ではない。
何度も心の中であり得ない状況を反芻する。
その間も小早川紗枝の手は動き続け、僕は腰に広がるムズムズした射精感に思考を支配されていた。
|射精《だ》したい。彼女の手の中で果てたい。
頭の中はそれしか考えられない。初めて女性にしてもらった時に戻ったようだ。
「紗枝さん!」
僕は切羽詰まった声で彼女に射精が近いことを訴える。
「それなら」
彼女は上体を倒して僕の股間に顔を近づける。
「お湯を汚すわけにはいかんよってに」
まさかと思ったときには、僕の限界まで勃起したチンポが彼女の口に咥えられていた。
「あ~むっ♥ んちゅっ♥ ちゅふっ♥」
嘘だろ、嘘だろ、嘘だろ。
あの小早川紗枝が僕のモノを……彼女を想いながら自分でシたこともある僕のチンポを、彼女が口でシている。
知ってる限りの語彙でこの感動を叫びたくなる。その衝動を我慢するのは大変な苦労を要した。
見下ろせば彼女の白いうなじが見える。長い髪は湯船につけないよう頭の高い位置で括られているため、動物にとって最大の弱点の一つである首が無防備だ。これも相手を(この僕を!)信頼しているがゆえの体勢。
あまりの心地よさに放心しながら、半ば本能で彼女の首を下から上に指先でなぞる。くすぐったそうに身を捩りながら彼女は僕のチンポを咥え続ける。
「ちゅっ……くちゅ……んッ♥ そないされたら、こそばゆくてかなわんわ」
「ご、ごめん」
「嫌とは言ってまへん。それより、どうどす? うちのお口、○○はんを気持ちよくさせられてまっしゃろか」
「それはもう。大変気持ちよいと言いますか、夢見心地と言いますか」
推しに彼女のフェラの感想を伝えるなんてどんな経験だよ。しどろもどろ照れながら話す僕を、彼女は愉快そうに|微笑《わら》った。
「恥ずかしがらなくてもよろしおす。気持ちよくなってもらうためにやってるんやさかい。気持ちよくない言われるほうが傷つくんよ」
そう言って彼女は口淫を再開する。
気持ちいいなら気持ちいいと言って欲しい。彼女の言葉に後押しされて僕は感じるままに声を出す。
「うあ……紗枝さんの口の中、あったかくて、ぷりぷりで……こ、これ! 気持ちよすぎて我慢できないっ!」
肉棒にまとわりつく唾液の熱さ。少しだけざらりとした舌の感触。柔らかな頬肉。異なる刺激に包まれて僕のチンポが限界を訴えて跳ね回る。
カリ首を抉るように舐め上げられる。僕の亀頭と彼女の唇が唾液とカウパーの混じった糸で繋がる。排泄にも使う不浄の肉突起を彼女は厭な顔一つ見せず、むしろ愛おしそうに受け入れる。
「紗枝さん……紗枝っ、ダメだっ! 僕、もう!」
肉棒を扱き上げる彼女の動きが加速する。
「紗枝! 紗枝! 紗枝!」
がむしゃらに彼女の名前を呼びながら後頭部を押さえ付ける。このまま彼女の中に吐精したい。最後の瞬間まで密着して僕のを|飲精《のん》でくれ。暴走する性的欲求に突き動かされて推しのアイドルをオナホールのように使う。
その非日常的な快感が仕上げのスパイスになった。
「んんん~~~~~~ッ ――――んっんっ♥ んっ♥ ちゅる、ちゅぱっ……ぷはぁ♥ 全部飲んでもうたわ、○○はんの赤ちゃんの素。お口じゃなかったら、やや子ができてる量やわ」
心臓が早鐘を打つ。触らなくとも分かるほど胸の奥で暴れ回っていた。興奮に反応して瞳孔が開く。先ほどよりも周りがはっきり見える。これが恋をすると世界が光って見えるというやつの正体だろうか。
「うちもして欲しいけど、ここでは他の人が来るかもしれへんし、続きは○○はんのお部屋でもよろしおすやろか」
一も二もなく僕は頷いた。
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